積読を消化したい。

絶版を恐れるあまり、積読ばかりが増えてしまったので読書のモチベーションを上げるために開設しました。読んだ小説の感想を書いていきます。

『白昼の悪魔』アガサ・クリスティー 登場人物メモ ネタバレなし

『白昼の悪魔』アガサ・クリスティー著を読んだ。

 

本作の登場人物一覧では事件発生前から登場する人物の説明が「ジョリー・ロジャー・ホテルの滞在客」と一括りにされているため人物名が頭に入ってこない作品でした。

そのため私は普段あまりしない登場人物についてのメモをとりながら読みました。

その一括りにされた人物達のメモをネタバレなしで記載したいと思います。

ネタバレはしませんが、個人的な印象も記載します。

 

オーデル・C・ガードナー

アメリカ人。中年夫婦

職業についての記述はなし? 会話は奥様への相槌がほとんど。

ガードナー夫人

おしゃべり。比較的常識人な印象。

バリー少佐

インド帰りの退役軍人。下世話な話し好き。

ティーブ・レーン

元牧師。狂信的、神経質な印象

ポアロに対して「人の心の悪」について語っていた。

エミリー・ブルースター

テニス、海水浴を好む。

話の聞き役になることが多いため事件前の印象はあまりない。

比較的常識人。

ロザモンド・ダーンリー

ドレスメーカーを経営している。ケネスの幼友達。

ケネスを「ケン」と呼ぶ。ポアロからは良い印象を持たれている。

ケネス・マーシャル

元軍人、実業家。古き良き英国紳士。

アリーナ・マーシャル

元女優。ケネスの妻。旧姓はスチュアート。

パトリック・レッドファンと不倫中。

作中の女性陣からは嫉妬のためか嫌われがち。

リンダ・マーシャル

ケネスの前妻との娘。アリーナとは不仲。

パトリック・レッドファン

好青年。アリーナ・マーシャルと不倫中。

リンダ・マーシャル

パトリックの妻。

夫の気持ちがアリーナに向いていることには気付いている様子。

ホレス・ブラッド

みんなの輪の中心になりたがり自分の話しかしないため嫌われがち。

エルキュール・ポアロ

作中では探偵として有名なため、冗談半分で事件絡みの捜査で来ていると

思われていたりする。

 

 

マーシャル一家、レッドファン夫妻が話の中心ですがそれ以外の人物は

職業、年齢についての作中で触れられていない人物(私が見落としたかも)が

多いため覚えるのは大変でした。

 

犯人の同期の推測が「痴情のもつれかも?」→「財産、金銭トラブルかも?」→「犯罪組織が関わっている?」と物語が進むにつれて中心人物以外にも疑惑がでて複雑になっていくのは「ナイルに死す」に似ている印象を受けました。